節分には福豆を投げる風習がありますね。
乾燥させた大豆を使ったり、落花生を使ったりするかと思います。
実は大豆や落花生などの乾燥させた豆は誤嚥しやすい食品なのです。
- 5歳以下の子ども
- 嚥下(飲み込む力)が低下している高齢者
上記にあてはまる方は乾燥した豆は控えましょう!
乾燥した豆・ナッツ類は注意が必要
包装袋に「小さい子どもには食べさせないように」との注意書きがされています。
3歳と書かれていることもありますが、消費者庁からは5歳以下には食べさせないようにと注意喚起がされています。
毎年のように豆やナッツで窒息する子どもがいます。死亡例もあります。
「自分だけは大丈夫」と思わず、きちんと対策をしましょう。
なぜ“乾燥”した豆類が危ないのか
【5歳以下の子どもには、硬い豆やナッツ類は食べさせないでください!】
— 消費者庁 (@caa_shohishacho) January 20, 2021
もうすぐ節分。節分豆やピーナッツは、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもにとって、喉や気管に詰まらせて窒息したり、肺炎を起こしたりするリスクがあります。欲しがっても食べさせないで! https://t.co/GxJ8sMDbtI pic.twitter.com/MsJVaJRcf1
乾燥した豆類をそのまま飲み込んでしまった場合、それが喉に引っかかって詰まります。
ただ詰まるだけでなく、唾液などの水分によってその豆がふくらむことがあるのです。
喉で豆が膨らんだら…想像しただけでも苦しくなります。
また、豆を噛んで食べた場合にも危険が潜んでいます。
噛み砕いたときに思ったよりも細かくなることがありますよね。
その破片がまちがって気管のほうに入り込んでしまうと誤嚥性肺炎などの危険があります。
誤嚥性肺炎で亡くなる方もいますので、軽く見ることはできません。
大人ならば咳き込んで吐き出すことができるかもしれませんが、小さい子どもや高齢者にはそれがむずかしいのです。
まとめ
3歳を過ぎたら安全というわけではありません。
かならず保護者が見守っていてください。
小さい子どもがいる家庭では、小袋に入った福豆を投げたり、たまごボーロで対応するなどの方法で危険回避をしましょう。