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離乳食のおかゆを「米粉」で作るのは危険?その理由とは

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コラム

SNSで情報を得る時代になり、さまざまなアイデアレシピが簡単に見られるようになりました。

時短レシピが多くて助かりますよね!

離乳食のつくり方もそうです。

離乳食づくりをしたことがある方ならわかると思いますが、離乳食つくるのめちゃくちゃめんどくさいんですよ。

もちろん「たのしい!」って人もいますが、「大変だった…」という感想の方が大多数だと思います。

そんなときに「離乳食カンタンレシピ」なんて見かけたら飛びついてしまうものです。

しかし、SNSで情報を発信しているインフルエンサーは専門家ではありません。

自分(家族)が大丈夫だったからという理由で情報を公開していることがほとんどです。

悪意があるわけではなく、知識不足のまま情報発信してしまっているだけです。

「いいこと思いついちゃった〜♪」くらいの感じで投稿している人もいます。

でも、多くの方に目に入る情報がまちがっていたら、、、

それを信じて健康被害が出てしまったら、、、

発信する側も気をつけなければいけませんが、情報を受け取る側もそれが正しいのか間違っているのかを判断しなければいけません。

そのひとつが「米粉で離乳食のおかゆを作る」というものです。

米粉を水やお湯で溶かせば裏ごししなくていいじゃん〜!簡単じゃん〜!

ってことなんですが、これ、やめてください。

フォロワーが多いインフルエンサーが発信しているのだから自分もやってみようと思ってしまうかとしれませんが、それでもし健康被害があってもインフルエンサーは責任を取ってくれません。

ましてや離乳食。

大人の自分ではなく、守るべきあかちゃんです。

ちょっとしたことで体調を崩してしまうことがあります。

離乳食に使用できる粉末のおかゆも売ってます。米粉ではなく、きちんとしたものを利用しましょう!

米粉のお粥が離乳食に向かない理由

「米粉を水やお湯で溶かせば離乳食のおかゆが作れる」というのはまちがった情報です。

そもそも、米粉はどうやって作られているのかご存知ですか?

米粉は“生のお米を粉末状にしたもの”です。

生のお米なんです!!!!

離乳食には“よく火を通す”という大前提があります。

生のお米をお湯に溶かしたからといって加熱されるわけではありませんよね。通常、お米をやわらかく炊くのには20分以上の加熱が必要です。

いくら細かく粉末状にしたとしても、生のお米を消化器よわよわな赤ちゃんに食べさせるのが正解だとは思えません。

離乳食期は胃や腸に負担がかかる食材は避ける時期です。

米類のアレルギーはめったにないけれどゼロではありません。加熱したものより生のもののほうがアレルギーなどの不調が出やすくもなります。

でも、お粥つくるのめんどくさい

それでは、離乳食のお粥を楽につくる方法はないのか。

赤ちゃんにも、パパママにも負担にならない方法を知っていれば問題ありません。

実際、私は子どもが2人いますがきちんと「お粥」を炊いたことは一度もありません。

その方法を教えます!

普通に炊いたごはんを使う

私がよく使っていた方法はコレです。

普通の水分量で炊飯器で炊いたごはんを使います。大人用のものです!

もちろん初期は白米がベストですが、食べられる食材が増えてきたら”さつまいもごはん”や“鮭ごはん”などにしても良いですね!

玄米や雑穀米は消化に悪いので離乳食期のあかちゃんに食べさせるのはやめましょう。

この普通に炊いたごはんをやわらかくする方法がこちら。

  • 鍋を使う
  • 電子レンジを使う
  • お茶漬けにする

鍋を使う

小さいおにぎりくらいのごはんを鍋に入れて、お湯を加えて煮立たせます。

やわらかくなればOK!

作り方としては「雑炊」のほうが近いかもしれませんね!

雑炊と同じように、鍋で煮るときに離乳食期に合わせた具材を入れればバリエーションも増えます(^^)

初期の場合には鍋やレンジで柔らかくしたあとに裏ごしや潰せばOKです。

電子レンジを使う

炊いたごはんにお湯をかけて、ラップをしてレンジでチン!

粗熱がとれたら食べられます。

洗い物も最小限で済むので、私はほとんどこの方法でやりすごしました。

これなら正直、おかゆ作って小分けして冷凍して、、、それをレンジでチンして食べさせる。という工程をするより毎回親のごはんをちょっと取り分けてお湯足してチンするほうが楽じゃないですか?

個人的には、冷凍した小分けのおかゆをチンすると爆発するので苦手でした。

お出かけのとき

家なら鍋や電子レンジを使うんですが、お出かけしているときにはどちらもありません。

ですが、この方法を知っているとお出かけ時の外食のハードルがめちゃくちゃ下がるんです!!!

それがお茶漬けです!

定食についてきたごはんをこども茶碗にすこし取り分けます。

温かいお茶かお湯をかけます。

以上!

「お湯がほしい」といえば対応していただける場合もあるので、聞いてみてもいいかもしれません。(忙しそうなときはやめておこうね)

お店で用意されている飲み物がお水の場合には、ドリンクメニューのなかから緑茶などの温かい飲み物を注文する必要があります。

お味噌汁を水で薄める(&冷ます)のも良いですが、あら汁のように甲殻類などアレルギーの出やすい食材が入っている場合は避けてください。

ドリンクバーは紅茶用にお湯が出るようになっていることが多いので、店員さんに許可をいただいてから利用しましょう。

もちろんベビーフードを使用するのも良いですね!

おかゆ用の粉末を使う

米粉をお湯でといて食べさせるのはNGですが、、、

おかゆ用の粉末をお湯でといて食べさせるのはOKです!

離乳食用または介護食用のコーナーに取り扱いがあります。

おかゆ用の粉末はきちんと加熱処理がされているので、生の米粉ではありません。

胃や腸にも負担がかからないので、試してみるといいと思います。

まとめ

国や自治体が発信する情報は古い。

その意見もわかります。

改善しなければいけないところ、時代に合わせてアップデートしなければいけないところがあるのは事実です。

乳児健診で栄養士からマニュアル通りの指摘を受けて傷ついた、相談したくない。それもわかります。栄養士も人間なので相性というものがありますし、知識不足・配慮不足な栄養士がいることも申し訳ありません。

それでもひと通りの栄養学を学んできた専門家です。

そして、SNSでよく見かけるインフルエンサーは栄養に関しては素人です。

あなたはだれの意見を信じますか…?

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コラム
PROFILE
みりん

管理栄養士や調理師など食関連の資格を持つ二児の母。
ズボラな性格。
手を抜くんじゃない、手間を省いているんだ!の精神で生きていきたい。

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