お持ち帰りの弁当を買ったとき、揚げ物の下に敷かれたパスタと出会ったことがあるかと思います。
茹でただけで味がないスパゲッティ。
いったい何のためにあるの…?
揚げ物の下のパスタの謎
必要ないのでは?と思われがちなあのパスタですが、重要な役割を果たしています。
- 油やソースを吸わせるため
- 容器を変形させないため
- 滑り止めとして
- ボリュームを出すため
- 野菜ではダメなの?
ひとつずつ見ていきましょう。
油やソースを吸わせるため
お弁当をかばんに入れていて傾いてしまったときに液漏れすることってありますよね。
それを防ぐのがパスタです。
揚げ物や炒め物の油やソースをパスタに吸わせることで液漏れを防ぎます。
また、余分な油をパスタが吸ってくれるおかげで衣がベチャベチャになりません。揚げ物がサクっとしているのはパスタのおかげなのです。
油を吸ったパスタは苦手という人もいると思いますが、ソースを吸ったパスタはおいしいのでぜひ食べてくださいね。
容器を変形させないため
家庭でお弁当をつくるときには冷ましてから弁当箱に入れるのが常識ですね。
しかし、“ほか弁”と呼ばれる温かい状態で提供されるお弁当の場合、唐揚げやカツなどの揚げ物の温度は200度近くになります。
高温の揚げ物を直接容器に入れると溶けて変形してしまうおそれがあります。
揚げ物と容器のあいだにパスタを挟むことによって、容器が熱で変形するのを防いでいるのです。
滑り止めとして
唐揚げが転がって他のおかずのところにダイブしてしまう…!という事態を避けるため、滑り止めとしてパスタが使用されます。
パスタがつっかえ棒のような、クッションのような役割を果たしているのです。
ボリュームを出すため
もちろんパスタを入れることによってボリュームが出るのも事実。
あんかけソースなどがかかったおかずであれば、ソースを絡めて食べるのがおすすめ。1品おかずが増えますね!
野菜ではだめなの?
野菜にソースが絡んで美味しくなるし、キャベツやレタスのほうがいいのに…
と思うかもしれませんが、やはり野菜では時間が経つにつれてしんなりしてしまいます。傷むのも早いです。
衛生的に考えても野菜よりパスタのほうが優秀と言えるでしょう。
まとめ
揚げ物の下から支えているパスタ。
意味がないように見えて、実は縁の下の力持ちでした。
これからは「パスタが入ってるwww」と笑わないであげてくださいね^ ^