お正月に食べる料理といえば、おせち料理。
新年のはじまりにふさわしいご馳走ですね。語呂合わせやゲン担ぎなど、縁起の良い食材がたくさん使われています。
おせち料理は縁起ものが詰まった宝箱です。
もちろんおせち以外の身近な食材にも縁起ものはたくさんあります。
今回はおせち料理に限らず、縁起の良い食材の意味や理由を紹介します。
- 新年のお祝い
- 結婚・結納のお祝い
- 受験や試合の勝負メシ
- 子の成長祈願
- 長寿のお祝い
- 家族の誕生日・記念日
ぜひご活用ください^ ^
縁起の良い食材
魚介類
鯛(たい)
「めでたい」でお馴染み。
焼くと皮は赤く、身は白い。お祝いの紅白にぴったりです。
鯛は40年生きることもある長寿の魚です。
鰤(ぶり)
出世魚の代表。
成長するごとに名前が変わります。出世魚のなかでもいちばん大きいのが鰤です。
鰹(かつお)
「勝つ男」として武将に好まれた魚。
こどもの日には鰹料理が振る舞われることも。
海老(えび)
海老は茹でると背中が曲がることから、「腰が曲がるまで長生きできるように」という願いを込めて海老が使われます。
蟹(かに)
蟹のポーズは、両手でVサイン!
victory(勝利)のVですねv(^_^v)♪
いくら
子孫繁栄を願う食材です。
紅白の赤で、輝いていますね!
かがやく未来が訪れますように。
数の子・子持ち昆布
鯡(にしん)の卵が数の子です。
子持ち昆布は鯡(にしん)が昆布に卵を産みつけたもの。昆布も縁起が良い食材で、人工的に卵を昆布で挟んだものも多く出回っています。
ともに子孫繁栄を願う食材です。
鮑(あわび)
熨斗鮑(のしあわび)と呼ばれる鮑を薄くそいで伸ばし乾燥させたもので、末永く発展するようにと願いを込められています。
古来より贈り物として重宝されてきたもので、現在の「のし紙」の由来。
蛤(はまぐり)
蛤の殻はぴったりと2枚が重なります。また、対になっているもの以外とは合わないことから、結納や結婚式でも使われます。
ひなまつりの行事食としても蛤のお吸い物があります。
ばい貝
幸せが倍になりますように。
昆布(こんぶ)
「よろこんぶ」でお馴染みの昆布は「広布(ひろめ)」と呼ばれており、名を広める、福を広めると言われていました。
蛸(たこ)
多幸(たこ)の語呂合わせから、多くの幸が訪れるようにと願いを込めて。
「おくとパス(合格)」の意味も。
田作り(たつくり)
片口いわしを肥料にした田んぼは豊作になるといわれており、五穀豊穣を願う。
西京焼き
最強と同じ発音です。
西京味噌に酒やみりんなどを加え、そこに魚などを漬け込み、焼きます。
出世魚を使えば、最強説!?
肉類
七面鳥
海外のお祝い事では定番の七面鳥。
神とすべての人に感謝をささげる意味。
豚肉
豚は富と繁栄の象徴。
子どもをたくさん産むことから子孫繁栄の意味もあります。
幸せのシンボルと言われています。
穀物
おむすび
「お結び」の語呂合わせから、縁を結ぶとされる。
特に学業や仕事の縁に効果あり!?
赤飯
赤は邪気を払い、幸福を呼ぶ色。
古来から赤い米を神前に供える風習がありました。
うどん
「太く長く濃い」未来があるように。
結婚式でも太く長く濃いお付き合いができるようにと使われることがあります。
豆・野菜類
豆類
まめに仕事ができるように。
黒豆は「日焼けしてる真っ黒になるまで働けるように」との願いも。
小豆(あずき)の赤色で邪気払いの意味もあります。赤飯はもちろん、餡子(あんこ)にしておはぎやお団子でもOK!
筍(たけのこ)
成長が早く、まっすぐに伸びることから子どもの成長祈願や出世を願う食材として使われます。
牛蒡(ごぼう)
地中深くに根付く野菜。
家の土台がしっかりと根付くように。
蓮根(れんこん)
穴がたくさん空いている蓮根。
見通しのよい未来が待っているように。
里芋
親芋からたくさんの子芋ができるため、子孫繁栄をあらわしています。
くわい
小さな球体から芽が出ていることから「芽が出る」食材として、おめでたい料理によく使われる。
果物
柑橘類
しめ飾りや鏡餅にも使われる柑橘類。
金運UPのオレンジ色に加えて、たくさん実ることから子孫繁栄。また、寒さに強いことから「枯れない」として強く生き抜くイメージです。
伊予柑(いよかん)を食べると、いい予感がするかも?
桃
厄払いなどの意味を持つ。
孫悟空も「長生きするために桃を盗んで食べた」というほど。
栗
おせち料理で使われる「栗きんとん」は金団(きんとん)と書きます。
金運UPしますように!
その他
紅白かまぼこ
お正月料理でよく登場します。
ねばねば食材
納豆、おくら、とろろ。
最後まで粘り強く努力できるように。
カツ
その名のとおり「勝つ!」
とんかつを食べて試合(試験)に勝つ!
ウインナー
2歳のウインナーの発音がwinnerな件
— 味醂 (@tiemirin) August 12, 2021
winner(ウィナー:勝者)の発音と似ていることから。
日本人的には「運がイイなー」のほうがしっくりくるかも?
バウムクーヘン
年輪のようにしあわせを重ねていけるように。
結婚式の引き出物の定番ですが、食べやすくひと口サイズにカット済みのものはNGです。丸いままのものを用意しましょう。
良い縁(円)を切らないように。
まとめ
おせち料理に使われる食材を中心に、縁起の良い食材を紹介しました。
もちろんこれがすべてではありません。
あなたにとって最適な願掛け食材が見つかりますように。
あなたにとってのラッキーフードが人生をハッピーにしてくれることでしょう。