“食育”にはどんなイメージがありますか?
- 子どもが学校で学ぶもの?
- 手作りのごはん?
- 農家さんに感謝する?
すぐに思い浮かぶのはこの辺りでしょうか。
食育は子どもだけでなく大人も学ぶものです。
そもそも食育とは何なのか。
生涯にわたって関わるであろう“食育”についてまとめました。
食育とは
そもそも食育って何なの?と思っている人もいることでしょう。食育という言葉だけが一人歩きしてしまい、意味や内容はあまり知られていません。
文部科学省とドラマ「PRICELESS」のコラボサイトが見やすいです^ ^
- 偏った栄養摂取
- 朝食欠食
- 肥満・痩身傾向
このような子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化しています。
その問題を解決するため、子どもたちが正しい知識と望ましい食生活を身につけることができるように取り組むのが“食育”です。
「子どもたち」と書かれていますが上記の問題点は子どもだけではありませんよね。大人にも当てはまります。
なぜ子どもがターゲットなのか
子どもの頃に習慣化したほうが身につけやすいから。
そして、学校などで集団的に教育しやすいからです。
大人になってから長年の習慣を変えるのは大変ですからね(´・ω・`)
年代別にみた食育の内容
いつも同じ内容でいいかと言えばよくありません。
それぞれのライフステージで内容が変わります。
- 乳幼児期
- 成長期
- 成人期
- 高齢期
それぞれの特徴や気をつけるべき点を見ていきましょう。
乳幼児期
はじめは母乳やミルクが主食です。離乳食を経て、普通食へと移行していきます。
- いろんな食材と出会う
- 食べるたのしみを知る
- 無理はしない
まだこの世界の食べ物と出会っていない時期です。「こんな食材があるんだよ」と教えてあげましょう。
食べなければ乳児用ミルクやフォローアップミルクを使える時期です。無理はしなくて大丈夫。パパママも肩の力を抜いてくださいね^ ^
成長期
- 好き嫌いをしない
- 感謝の気持ち
- 食事のマナー
- 食文化の理解
なんと言っても成長期!好き嫌いなくバランスよく食べるのが理想です。
作ってくれる人(家族や生産者)に感謝し、食事のマナーも身につけて社会性を育んでいきたいですね。
また、地域には特産があることや国によって食事内容がちがうことも学ぶ機会です。行事食で伝統や歴史を知ることもできます。
家庭だけでなく学校でも学ぶことができるため食育の絶好のチャンスなのです。
成人期
成人期と一言でまとめるには荷が重すぎるくらいステージがあります。
- 20〜30代
- ダイエット
- はじめての一人暮らし
- 家庭を持ってから
- 妊娠出産期
- 中年期(40歳〜)
様々なライフスタイルがあります。仕事内容や活動量もちがいます。
一人暮らしか、家族がいるのか、子どもがいるのか。
料理が得意か、外食や接待が多いのか、お酒は飲むのか、運動はするのか。
そのような背景に適応した食生活を学んでいくのが成人期の食育です。
年齢だけで見ても、自分が20代のときの食事内容を50代になっても同じように食べられるかと考えると疑問ですよね。
代謝が落ちて太りやすくなっているかもしれません。胃もたれするのでお肉は控え気味かもしれません。昔のように大盛りごはんは食べられないかもしれません。
そのように自分がどこのステージにいるのか考えていくのが“食育”です。
高齢期
65歳頃になると高血圧や糖尿病など、誰しもがなり得る慢性的な病気との付き合い方を考えていかなければいけません。
- 食塩の取りすぎ
- 水分の摂取
- 自分の歯
- 運動量の低下
どうしても味覚が鈍くなるので濃い味を求めてしまいます。塩分が多い食事は高血圧などの原因にもなるので、控えたいですね。
味覚だけでなく様々なところで不調が出てくるのが高齢期です。「喉が渇いた」と感じにくく水分不足で熱中症を引き起こすかもしれません。
自分の体調や病気との向き合い方も大切になりますね。
まとめ
食育は子どもだけでなく大人になっても死ぬまで共にあるものです。
生活スタイル、活動量など様々な要因に沿って食事を考えることが食育です。
定期的に自分の食生活を見直してみるといいですね^ ^