疲れているとき、味噌汁を飲むとほっとする。
日本で育った人ならわかってもらえると思います。
味噌汁はこだわり始めるとどこまでも深く、自分が納得する味噌汁に簡単に出会えるものではありません。
しかし、逆の発想をすれば味噌汁は自由なのです。
味噌を使った汁物はすべて「味噌汁」なのです。
この記事では、自炊をする気力がなくなり限界ギリギリのときにも簡単に味噌汁をつくりたいあなたに捧げます。
100点ではないかもしれないけれど、あなたの気持ちを落ち着かせるための味噌汁の作り方です。
火を使わない味噌汁づくり
- HP(体力)が限界だ…!
- 時間はないけど汁物が飲みたい
- 熱中症対策に味噌汁を用意したい
- 一人分だけ味噌汁作るのめんどくさい
そんなときにはこの作り方をぜひご活用ください。
味噌汁にはHP(体力)だけでなくMP(精神力)を回復する力がありますよ!
洗い物は最小限に
包丁やまな板はもちろん、鍋もおたまも使いません。
HPないのにそんな洗い物できませんもの…(´・ω・`)
必要なのはお椀やマグカップなどの味噌汁を入れる器と、お湯を沸かせるもの。
ウォーターサーバーや電気ケトルなどがあればそれを使うのが簡単です。
持っていなければレンジOKのマグカップに水を入れてレンジで温めます。そのマグカップをそのまま器にすれば洗い物はそれだけです。
必要な材料
- 味噌(赤味噌、白味噌などお好きなもの)スプーン1杯
- 粉末の出汁(顆粒だしOK)少量
- 味噌汁の具
- お湯100〜200ml
「出汁入りの味噌」を使用する場合は粉末の出汁は必要ありません。
もし休日に余裕があるのならば、味噌玉を作って冷凍しておくとさらに簡単です!
勘がいい方ならお気づきかもしれませんが、自家製のインスタント味噌汁を作ろう!ということなんです。
火を使わない味噌汁の作り方
- お椀やマグカップに味噌をスプーン1杯入れる
- 粉末の出汁(または顆粒だし)を少量入れる
- お好みの具材を入れる
- お湯を注ぐ(お湯は少なめにして後から調整)
- 味噌を入れるときに使ったスプーンで混ぜる
スプーンの大きさによって味噌の量・濃さが変わってきますので、お湯は少なめに入れて濃いと感じたらお湯を足すと良いです。
電気ケトル等がなくてお湯が用意できない場合には④で水を入れて電子レンジで1分ほど温めます。
おすすめの具材
火を使わない味噌汁なので、具材も火を通さずに食べられるものを選びます。
HPも残り少ないので包丁まな板も使いたくないので切る必要がないものがいいですね!
豆腐は切らずに味噌に使ったスプーンでザッと崩しちゃいましょう。
乾燥の野菜や海藻
定番ですが、乾燥わかめや乾燥のネギは便利です。
事前に水で戻しておく必要もありません。出来上がった味噌汁にホイッと放り込めば勝手にやわらかくなります(^^)/
乾燥の麩(ふ)もいいですね!
麩はお汁用のものですと、乾燥わかめと同じようにそのまま汁物に放りこめます!
手毬麩(てまりふ)のようなかわいらしい見た目のものは事前に水で戻してから使用したほうがいいです。乾燥のまま熱々のお湯の中に入れるとギュッとかたくなってしまって食感がわるくなります。
味噌汁やラーメンの具材用として乾燥の野菜がスーパーに売ってます。
もし買い物に行ったときに見かけたら家にひとつ置いておくと何かのときに助かるかもしれません。
乾燥食材なので保存も効きます。災害用バックに忍ばせておくのもおすすめですよ。
生サラダ用のカット野菜
私がイチオシしたいのがこれです!
「生食用」「サラダ用」と表記されているカット野菜を選びましょう。
サラダ用カット野菜のおすすめポイントはこちら\( ˆoˆ )/
- 洗わなくていい!
- 切らなくていい!
- 必要なだけ使える!
- SDGsにも貢献!
そうなんですよ、洗わなくていいんですよ!!!!!最高!!!!!!
包丁は使いませんと言いながらキッチンバサミを使いますってレシピもよく見かけますが「キッチンバサミ使ったら洗わなきゃいかんやろ」と思ってしまう私なので、そもそも切ってあるものを買えばいいと思います(ずぼら)
タマネギも人参もネギも、カット済みで生で食べられるやつ売ってる!!!
生食用なので消費期限は短めです。火を通さない味噌汁に使うときには期限内のものにしましょう。
期限切れのものはしっかり火を通せば大丈夫です。
きちんと煮込んで味噌汁やスープを作るとき、豚の生姜焼きのタマネギはこれを使用したり、きんぴらごぼうの人参はこれを使用したり、と我が家では常備野菜となっております(*´꒳`*)
廃棄ロスがないのでSDGs的にも推せます。
変わり種をたのしむのももちろんOK
たくさん味噌汁を作って「うぅ…この具材合わなかった…」となるとダメージがでかいので、味噌汁に合うか試してみたい具材があるときにはこの方法で試作してみるのもおすすめです!
一度試してほしいのがチーズです。
具としてキャンディーチーズを。
トッピングに粉チーズを。
チーズは発酵食品、味噌も発酵食品です。
発酵食品×発酵食品は相性バッチリなことが多いので、お試しあれ。
ほかの料理でチーズとよく一緒に使われる食材(トマトなど)を合わせるとバリエーションの幅が広がりますよ。
気に入っていただけたら定番味噌汁に組み込んでください(笑)
まとめ
味噌汁は自由です。
正直、なんでもあり。
味噌がやさしく包み込んでくれます。
生で食べても平気な食材を使えば、火を使わずに味噌汁が作れます。
あなたの食卓に、一杯の味噌汁を添えていただけますように。