『栄養士、オンライン講座』
『栄養士、通信講座』
などと検索するといくつかサイトが見つかると思いますが…
栄養士はオンラインでは取得できません!!!
「栄養士の通信講座」というのは栄養士養成校に通う学生が自宅学習のために使う教材です。
進研ゼミみたいなもので、学校の授業+αの参考書です。
その教材をやるだけでは栄養士や管理栄養士にはなれないのです。
『栄養士』の肩書きを名乗れるのは『栄養士資格を持っている人だけ』です。

それでは、栄養士になるにはどうしたらいいのでしょうか。
栄養士になるには
栄養士はオンライン講座や通信講座では資格を取得することができません。
指定されている栄養士養成校を卒業することが必須条件となります。
栄養士養成校とは
栄養士養成施設には3タイプあります。
- 短大
- 大学
- 専門学校
必修科目や実習などを含めて2〜4年間の学生生活を送らなければいけません。
この養成校を卒業することで、都道府県知事から『栄養士免許』をいただけます。
国家試験もなく都道府県知事から…と言ったところでお気付きかとは思いますが、栄養士は国家資格としては扱われません。
養成校に指定されてる学校を卒業しなければ取得できない資格ですので、公的資格の位置付けになります。
とは言ったものの、栄養士法で定められているので本来は国家資格と同等とされています。
また、4年制大学には『管理栄養士養成校』もあります。
管理栄養士養成校とは
国家資格である『管理栄養士』を育成するための学校です。
管理栄養士養成校は、卒業時に栄養士免許を取得できます。
卒業見込みとして管理栄養士の受験資格を得られるため、3月に国家試験を受験します。合格すれば管理栄養士です!
国家試験に合格できなかった場合は『栄養士』です。栄養士は国家資格を名乗れないと思っておいてください。
翌年、国家試験に再チャレンジすることは可能です(^^)
栄養士から管理栄養士になるには

栄養士から管理栄養士へのステップアップも可能です!
栄養士養成校に進んだ場合、管理栄養士を受験するためには実務経験が必要となります。
栄養士養成校の年数は2〜4年間と様々。
栄養士養成校の年数+実務経験=5年以上
この条件をクリアすれば国家試験の受験資格を与えられます。
仕事をしながらの受験勉強となるため、それなりの覚悟が必要となるでしょう。
まとめ
管理栄養士、栄養士どちらも通信講座など自宅で手軽に資格が取れるものではありません。
社会人になってから「栄養士欲しいな〜」と思っても、時間の確保がむずかしくなってしまいますね。
2年以上学校に通うので学費もそれなりにかかります。
栄養士資格は座学・実習をしっかりと受講した者のみに与えられるものとして誇りを持っていいのかもしれません。

