外食自粛を…との政府からの呼びかけにより、飲食店ではテイクアウト用弁当の販売が盛んになっています。
そんな中、「仕出し弁当のご予約も承っております」と見かけることはありませんか?
テイクアウトと仕出し弁当、なにが違うのかご存知ですか?
仕出し弁当とは
仕出し弁当(しだしべんとう)とは、予約を受けて作り配達する弁当です。
和食店でよく見受けられます。
- 冠婚葬祭などフォーマルの場
- 会合や会議、研修など大人数が集まる場
- 節句祝いや親族との集まりの場
- イベントスタッフの食事
などで利用されることが多いお弁当です。
ある程度まとまった個数で注文する必要があります。店舗によっては10個以上、1万円以上などで受注しています。
以前は返却する容器を使用するのが一般的でしたが、最近は使い捨てのパックが増えています。
回収の手間がいらない、その場で食べなくても持ち帰ることができるなどの利点があります。また、感染症対策としても有効と考えられます。
最近では“食事をしながらの会議”や“法事後の食事”などを取りやめるケースも増えています。
そんなときに仕出し弁当であれば「各自で持ち帰って家で食べてください」ということも可能です。
テイクアウトや出前との違い
テイクアウトは日本語では“お持ち帰り”と表現させるように、客が店に取りに行き持ち帰るものです。
配達ってことは出前?デリバリー?
と思うかもしれませんが、出前(デリバリー)は「今から持ってきて!」が通用しますね。
仕出し弁当はあくまで予約制ですので、あらかじめ日時と個数を店頭に伝えておく必要があります。仕入れ状況によっては断られてしまうこともあるので、早めに連絡しましょうね。
仕出し弁当はおかずだけ?
以前は法事なども自宅で行うことが多くありました。そのため、お米は自宅で炊くからおかずだけ配達してほしい、というパターンでした。
特に田舎ではご飯の用意をするのが普通でした。最近はその風習はなくなりつつあります。
会議やイベントではなおさらお米の用意はないですね。
ご飯を付けてほしいのか、おかずだけでいいのか、注文時にきちんと伝えましょう!
仕出し弁当の予算
一部では配達料が必要な場合もありますが、サービスで行っている店舗が多いようです。
弁当1つの金額は1,000円以上のところがほとんどです。
地域の会合や会議であれば1,000〜2,000円程度、法事やお祝いの席で利用するのであれば3,000〜5,000円くらいが相場でしょう。
まとめ
手軽に利用できるテイクアウト(持ち帰り)ではなく、決まった日時に配達してもらえる仕出し弁当はうまく使えばとても便利です。
大人数のお弁当が必要なときには利用してみてください。