本みりんって高いからみりん風調味料にしておこうかな。とついつい安いほうを選びがち。
しかし、本みりんを使うとたちまち料理に磨きがかかります。
お値段出すだけあるぅ〜!
さあ、あなたもパンドラの箱を開けてみませんか?

本みりんの6つの特徴

中国から伝わった甘いお酒「蜜醂(ミイリン)」が由来と言われています。
本みりんはお酒の仲間ですが、調味料として使うことがほとんどです。
戦国時代にはそのまま飲んでいたそうですが、江戸時代以降うなぎのタレなどに使われるようになり、その後料亭を中心に広まったと言われています。

お正月のお屠蘇(とそ)は本みりんを含んだお酒です。

そんな本みりんの特徴がこちら。
- まろやかな甘み
- 照りとツヤが出る
- 煮崩れしにくい
- 深いコクと旨み
- 味が染み込む
- 臭みを消す
それぞれ見ていきましょう。
まろやかな甘み
ブドウ糖やオリゴ糖などさまざまな糖類が含まれており、まろやかでやさしい甘みになっています。
砂糖のようにガツンと甘みが主張してくることがなく、上品な甘さになります。
照りとツヤが出る

さまざまな糖類が含まれていることにより、食材の表面に照りやツヤを出します。
ほかの調味料やお酒では代用ができないほどの照りとツヤです。
煮魚や照り焼きに本みりんを使うと美しく輝きます。
煮崩れしにくい

糖類とアルコールが煮崩れを防いでくれます。
煮崩れしなければ成分も流れ出にくいので、旨みを閉じ込めてくれます。
深いコクと旨み
本みりんには糖類だけでなくアミノ酸やペプチドなども含まれます。
いくつもの旨み成分が絡みあい、深いコクを引き出します。
味が染み込む
アルコールには食材に味を染み込ませる作用があります。
本みりんにはアルコールが含まれているので、その役割も大きいのです。みりん風調味料には真似ができません。
また、素早く均一に染み込むので煮物などには本みりんを使いたいですね。
臭みを消す
アルコール、糖類、オリゴ糖などが臭い成分を変化させます。
さらにアルコールは加熱により蒸発するときに臭みも一緒に連れ出してくれます。
まとめ
本みりんを使うことで贅沢な一品になること間違いなし!
一度使ったらみりん風調味料には戻れなくなってしまうかもしれないのでご注意を(笑)
11月30日はいいみりんの語呂合わせでみりんの日となっています。本みりんの普及を呼びかけています。
